刈谷市で「りる訪問看護ステーション刈谷」を運営しております、Rire株式会社です。
私たちの事業のこと・看護のことなど少しでも知ってもらうため、地域で暮らすために役にたつ情報の発信などを目的に、これから不定期でBlog更新をしていきます。
最初の投稿内容は私たち「感染管理認定看護師」と「緩和ケア認定看護師」が立ち上げた私たちの在宅における思いを届けさせてもらいたいと思います。
「悪くなってから」だけではない看護
在宅では、わずかな食欲の変化、動く量の減少、眠り方、表情、家族の言葉などが、体調や生活の変化を知る手がかりになります。
数値や症状だけでなく、普段との違いを捉え、必要に応じて主治医やケアマネジャー等へつなぐ。生活環境や介助方法を見直し、本人と家族が無理なく過ごせる方法を考える。
こうした関わりも、状態の変化へ早めに気づき、生活上の困りごとを減らすための大切な看護です。
訪問看護の仕事というと、医療処置や状態観察を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん、それらは大切な役割です。しかし、在宅で出会うのは「利用者さん」だけではありません。その方が暮らす家、積み重ねてきた習慣、大切にしている時間、支える家族との関係があります。
りる訪問看護ステーション刈谷が大切にしているのは、悪くなってから病気だけを見るのではなく、生活の中にある小さな変化に気づき、その人らしい毎日を支える看護です。
医療処置だけでなく、暮らしの選択肢を考える
病院では、安全な治療や回復が大きな目標になります。在宅では、それに加えて、本人が何を大切にして暮らしたいかを考えます。
◯自宅で家族と過ごしたい
◯できることは自分で続けたい
◯好きな食事や日課を大切にしたい
◯苦痛をできるだけ減らしたい
◯最期まで住み慣れた場所で過ごしたい
希望を実現する方法は一人ひとり異なります。正解を一方的に示すのではなく、本人・家族・多職種と対話しながら、その時点で納得できる選択を一緒に探していきます。
看取りは、最期の数日だけの支援ではない
看取りの支援は、状態が大きく変化した後に突然始まるものではありません。
本人が望む過ごし方を確認し、家族の不安を聞き、起こり得る変化について共有する。必要な医療・介護サービスを調整し、関係者が同じ方向を向けるように準備する。
こうした日々の積み重ねが、本人の意思を尊重した支援につながります。厚生労働省も、人生の最終段階における医療・ケアでは本人の意思を基本とし、医療・ケアチームが繰り返し話し合うことを重視しています。
専門性を、在宅の暮らしに合う形で生かす
在宅療養では、医療の安全性だけでなく、その支援を本人と家族が日々の生活の中で続けられるかを考える必要があります。
病院などで培った観察、アセスメント、感染対策、急変時の判断、多職種連携といった専門性は、在宅でも大切です。アセスメントとは、集めた情報を整理し、必要な支援を考えることです。
一方で、病院の方法をそのまま自宅へ持ち込むのではありません。住環境、生活習慣、本人の価値観、家族が担えることを踏まえ、その家で無理なく続けられる方法を考えます。
りるでは、感染管理を含む専門的な視点や、急性期病棟・慢性期病棟・集中治療部・救急外来等で培った経験を、在宅の暮らしに合う形で生かすことを大切にしています。
支援を一つの事業所だけで完結させない
在宅療養は、一つの職種や事業所だけで支えるものではありません。
看護師、セラピスト、主治医、ケアマネジャー、医療ソーシャルワーカー、ヘルパー等が、それぞれの立場で得た情報を共有します。そのうえで、本人と家族が大切にしたい生活を中心に、支援の方向をそろえていきます。
訪問看護が捉えた体調や生活の変化を関係者へ伝えること。ほかの支援者が気づいた変化を受け取り、看護の視点から考えること。こうした連携の積み重ねが、予防から看取りまで切れ目なく支える土台になります。
りるは、多職種それぞれの専門性を尊重し、本人と家族にとって必要な支援を一緒に考える姿勢を大切にしています。
まとめ
りる訪問看護ステーション刈谷が大切にするのは、予防から看取りまで、生活の流れを途切れさせずに支えることです。
医療・看護の専門性を、在宅で暮らす一人ひとりに合う形で生かしていく。そのために、本人・家族の声を聞き、多職種と相談しながら支援を考え続けます。
「いつでも自分らしく『笑顔』と共に生きる人生を支える。」
ケアマネジャーや医療・介護職の方にとっては、相談や連携を考える際の判断材料に。看護師やセラピストの方にとっては、りるがどのような価値観で支援に向き合う事業所なのかを知るきっかけになれば幸いです。
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りるの支援姿勢や事業所について詳しく知りたい方は、公式サイトをご覧ください。利用や連携、採用に関するお問い合わせも、こちらからご確認いただけます。
出典
厚生労働省「訪問看護ステーション/看多機|働く場所を見てみる」https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/nurse/place/pg-visit.html
厚生労働省「在宅医療における看護師(主に訪問看護)の役割とは」https://www.mhlw.go.jp/content/10802000/001477711.pdf
厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」https://www.mhlw.go.jp/content/10802000/001251707.pdf
厚生労働省「人生会議してみませんか」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html